夜を超えろ

光を探す旅は面白いほど進む

夢をまた見させてくれるならもう一度その歌声を

りぶさん、Ribing fossil 発売おめでとうございます!そして東阪のライブ、そしてパシフィコ横浜のツーデイズ公演決定本当におめでとうございます!そして、ありがとうございます!!
アルバム発売時にあげようと思っていたブログが書きかけのまま化石になりかけていたのですが・・。今日はりぶわん大阪、私にとっては5年ぶりのりぶさんのライブを前にして、終わったら今最高!ほぼ空白の5年間のことなんて忘れた〜〜ーまあ今が最高だからいっか!なんてなりかねないので完成させてあげたろうという気持ちで書き上げました。ライブを前にしてのお気持ち表明です。

昨年9月にRibing Fossilが発売されました。
Rib On、Riboot、Singing Ribに続く4枚目のアルバム。
りぶさんの物語に続きができたことをとても嬉しく思っています。
忘れないように色褪せないように、日々の中でりぶさんの歌を聴いていたから、化石だなんて思った事はこれっぽっちもありませんでした。思い出は時が経つにつれてきれいに、あとは細かい模様は見えなくなってしまうかもしれないけれど、音楽は変わらずそこにある。そう思うし、そう思っていたかったから。
だけど少しだけ、また新しい今の姿を見ることができたらいいなあ、とは思っていました。本当に死ぬまでにもう一回ライブで歌を聞けたら、それはとても幸せなことだな・・・という、それこそもう動けなくなった時に、最後にあの人の歌声をまた聞きたかったな...スッ(目を閉じ)というレベルの願いでした。

ここ1年くらいでじわりじわりと動きが出てきて、もしかしたら...と期待はしていました。でもいざそうなると本当に嬉しくて感慨深くてしょうがないですね。

これは推測(たぶん間違ってはいない)なのですが、この方は歌うこと以外のことをお仕事としています。
過去、たくさん活動していた日々の中でも、バイト・お仕事をしていることはちらりと言ってはいてもとくべつ詳細は言わないし(それはそうか)、写真も、自分の顔がわかるようなものは出していません。そういうところが一貫していて、普段の暮らしを大切にしているように思えて、好きだなあと思っていました。活動は活動で日々の暮らしは日々の暮らし、という区切りがしっかりあるというか。というのもあって、活動がない間は普段の暮らしを頑張っているんだろうな、それはとても大切で素晴らしいことだなあと思っていたし、勝手に、普段の暮らしが充実したものでありますようにと願っていました。その先に歌を聴くことができる未来があればそれは嬉しいけど、そうではなくても、普段の暮らしが充実していて、ライブなどでたくさん姿を見せてくれた日々を懐かしく思いだすことはきっとあるだろうし、それだけでもその景色の一部であった私はすごく幸せだよな、なんて思っていました。

なぜこんな、ライブなくても生きててくれればいいみたいな境地に至ってたかというと、
歌う活動がなくなった時期が結構長く続いてたんですよね。17年の秋に動画投稿するまでの2年くらい。
最初は、このままいなくなってしまうのではないか・・・と思ったりもしていました。けれど、活動をやめるということは一言も言っていなかったし、時折更新されるお菓子情報やジェネリックマックフルーリーブラックサンダー味作りなどなどを見て、同じ時代にいるからまたいつか何かあるだろうと思ったり。
そうこうしている間に私はジャニーズアイドルを本格的に応援するようになったり、女の子のアイドルを応援し始めたりしていました。
新しく好きなものができたことで、忘れてはいなかったけど意識的に考える時間は無い、という時期がありました。

でもある時、今は歌うことに時間が裂けないけどまた歌を投稿できたら、というツイートをしていて。
そこからはいつか絶対に“何か”があるはずという確信を持って生きてきていました。
ずっと勝手に、なんとなく待っていたけど、待っていていいですよと言われたような気持ちになって。
そこから待っていたら本当にいろいろと起きたので、あぁ待っていて本当に良かったなと思っています。

急に込み入った自分の話をしますが
りぶさんの最初のアルバムRib Onが発売された時、私は17歳でした。とにかくりぶさんの歌声が好きでした。アルバムの一曲一曲が大好きで、大切で、毎日毎日聴いていました。発売直後にりぶさんが出るライブがあって、どうしても行きたくてでもライブに行くというと親はあまりいい顔をしないためお台場に友達と遊びに行くと嘘をついて1人でライブに行ったりしていました。ライブに行くとパワフルで楽しそうな歌声が聞ける最高のひと時がわたしを待っていました。人を見て、音を楽しんでいるひとだ!という感情を抱いたのはりぶさんが初めてでした。ライブの楽しさを教えてくれたのも間違いなくりぶさんでした。

当時の私はニコニコ動画界隈のオタクだったのもあり、どうしてもボカロの世界を中心に、それ以外の世界をあまり知りませんでした。別に知らなくても楽しいし...というのもあり。現に楽しかったので。それがじわりじわりと変わっていって、いままでよりも広い世界を知ることができたのもりぶさんのおかげでした。
2nd アルバム"Riboot"以降、色々な人からの楽曲提供作品が増えました。私にとってはそれらの一つ一つがかなり新鮮で、その中で自分の価値観をがらっと変えるような出会いがありました。
沖井礼二さんが楽曲提供した「朝焼けの狙撃手」です。
この曲を聴いて、世の中にはこんな音楽があるんだ!自分ってこういう曲が好きなのかもしれない!と、大きな衝撃を受けました。当時の自分にとって、それまで聴いてきた音楽の中で一番好き!と確信した曲でした。
こんな素敵な音が、メロディーがあるんだ!と思いました。
このことをきっかけに、世の中にはいろんな音楽があって、その中には自分がまだ聴いたこともないような曲や、自分の好みにはまる曲があるんだなということに気づくことができました。そこから、もっと色々な音楽を聴いてみたいなと思うようになって、そういう気持ちが高じてAppleMusicでジャンル関わらずいろんな曲を聴いていたら最高のアイドルグループに出会ったり。りぶさんの好きが曲提供につながってそこから私の好きが広がって、自分の好きなものを見つけられたと、りぶさんのおかげだと思っています。

今回のアルバムに関してだとLUCKY TAPESの高橋さんが楽曲提供されていたりするんですけどこの5年間の間で好きになったバンドの方だったので
自分の好きなものの幅は広がっていっているなとか、あとは好きなものの系統が少し似てるのかもしれないな、と感じて嬉しくなりました。

17歳のときに聴いていた音楽は一生物だときいたことがあります。その、一生物の音楽は私にとってはりぶさんの歌だったなと思います。りぶさんの歌自体が一生物の音楽だけど、そこから派生して好きが広がっていったことで、自分の好きな音楽のルーツとしても、一生切っても切り離せない存在です。

そんな自分の一生ものの存在に、間違いなく私の青春である存在に、今日、5年ぶりに触れます!一体どうなってしまうのか? 情緒がやべ〜〜〜〜 次回に続きます